焼酎ってどんな味?飲んだことがない人に分かりやすく教えます

「焼酎はおじさんおばさんの飲むお酒でしょ?」
「臭いがキツくてなんか飲みづらそう」

年配の人が飲むイメージの強い焼酎。
人によって好き嫌いが大きく、一度も飲んだことがないという人も多いでしょう。

今回は、焼酎を飲んだことのない方に向けて、どんな味なのかを紹介します。

目次

焼酎は、「アルコールの消毒液のような香りに、ほんのり甘みと苦味をつけたような味」

焼酎には種類も多いので、一概にいえませんが、

「アルコールの消毒液のような香りに、ほんのり甘みと苦味をつけたような味」

という表現が良いかもしれません。

アルコール消毒液の味とは、注射を刺す前に肌に塗るアルコール消毒のことです。

飲んだことはないと思いますが、あのアルコールの鼻につく匂いがそのまま焼酎の味になった感じです。

味や風味は、芋や麦などの原料によって大きく違ってきます。
原料によっては臭いとまで感じてしまうものもあります。

焼酎は原料によって大きく味や風味が変わる

焼酎の原料には、麦や芋をはじめ、米やソバ、栗やシソなどいろんな種類があります。

この原料の違いで味や風味が大きく変わります。

原料による風味の違いを簡単に説明します。

芋焼酎

芋焼酎は九州の鹿児島や宮崎、奄美などで主に作られていて、焼き芋のような強い甘い香りが特徴的です。

使われている芋の種類によっても味が変わるので、「芋焼酎だからこんな味です!」といいづらいのも事実。

ただ、芋の芳醇な香りと甘味がクセになる焼酎です。

また、焼酎嫌いな人や焼酎の嫌な匂いをイメージしている人はだいたい芋焼酎が苦手なので、まだ飲んだことない人にはオススメしにくいものになります。

麦焼酎

麦焼酎は最も飲みやすく、クセが少ないことが特徴で、焼酎を飲んだことない人にもオススメしやすいものになります。
また、居酒屋さんにあるサワーや酎ハイはこの麦焼酎が使われていることがほとんどで、割るのにも最適な焼酎だといえます。

麦焼酎は芋に比べると甘い香りや甘い味が少なく、麦独特の香ばしい香りが特徴になります。

米焼酎

焼酎を飲んだことなくても日本酒なら飲んだとこある人はいますでしょうか?
日本酒はお米を原料として作られますので、米焼酎は近いと感じる人もいるかもしれません。
なので日本酒好きにならオススメの焼酎になります。

米焼酎はお米の持つ甘さとふんわりと香るフルーティーさが特徴です。

その他の焼酎

基本的に有名な焼酎といえば、今あげた芋焼酎や麦焼酎、米焼酎の3つになります。
しかし他に特殊な焼酎も存在するのです。

黒糖焼酎は、文字通り黒糖から作られる焼酎で、黒糖の甘い香りと香ばしさがとてもすっきりと飲める焼酎になります。
黒糖だからといって、甘いということではないので注意です。

そば焼酎は、まだ歴史が浅い焼酎で、ほのかに香るそばの香りと甘さが特徴的な焼酎になります。
「そば焼酎といえばロック」という言葉もあるので、割るものには適しません。

泡盛は、ご存知の通り沖縄のお酒で、分類は焼酎なのです。
泡盛には日本のお米ではなくタイ米が使われるのが一般的で、甘く独特な香りが特徴。

焼酎には甲類と乙類の2種類がある

焼酎には甲類と乙類の2種類があることはご存知でしょうか?
これは製法による違いで分けられていて、甲乙などの優劣をつけているためではありません。

甲類

甲類は新式焼酎とも呼ばれ、連続式蒸留機で蒸留し、アルコール度が36%未満である焼酎のことを指します。

甲類の特徴は口当たりのさっぱりさと、独特の香りが少々弱くなることで、酎ハイやサワーなどの割りものとしての相性が良いです。
また、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系との相性が良く、ここに炭酸を加えて飲むのがオススメ。

乙類

乙類は伝統的な焼酎で、単式蒸留器で蒸留し、アルコール度が45%以下であるものとされています。

乙類の特徴は何と言っても素材の味や風味を残分に活かしていることです。
芋や麦、米などの原材料の風味や味などを損ねないような昔ながらの蒸留方法で、別名本格焼酎と呼ばれています。

素材の持つ味や風味を邪魔しないように、ストレートでそのまま飲むか、ロックなどの水で割るかがオススメです。


焼酎といえばどこにでも売っていて、リーズナブルなものが多く、高価なものばかりではありません。
敷居の低い飲み物で奥が深いため、自分にあった焼酎を楽しく探せます。

焼酎をこれから飲もうとする人には、「お酒が弱い方におすすめの焼酎の飲み方6選!飲みやすい割り方を紹介!」も参考になります。
あわせてご覧ください。

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