「お酒が飲めないわけじゃないけれど、もっと飲めるようになりたい」
世の中には、いくらお酒を飲んでもつぶれない人がいます。
すごい人だと、1人で日本酒の一升瓶を空にしてもヘッチャラという人まで……。
そんな人を見てると、「自分ももっとたくさん飲めればなぁ……」と思うこともありますよね。
ここでは、お酒はそこそこ飲める方が、より飲めるようになる方法を3つ紹介しています。
いずれも私が実践して良いと感じた方法です。
参考にしてみてください(私の詳しいプロフィールはこちら)。
お酒がまったく飲めない方はこちらを読んでください。
>>お酒が強くなる方法を本気で解説!もう「酒が飲めない」とは言わせない
方法1.飲み会の前にL-システインを飲む
「L-システイン」というアミノ酸を、飲み会の前に飲んでおくと、お酒で気持ち悪くなりにくいです。
これは大学でも研究されており、「L-システイン」がアセトアルデヒド(悪酔いの原因物質)を無毒化することが実験で観察されています。
つまり、お酒を飲んだときの気持ち悪さや二日酔いを軽くできるのです。
東北大学では、アルコールを投与した後にL-システインを服用した結果、最大67%の胃内アセトアルデヒドの低下が観察されました。
本研究において、徐放性 L-システインの服用により、ALDH2 活性型では 67%、ALDH2 不活性型では 60%の胃内アセトアルデヒドの低下が観察され(図 3、図 4)、その効果は 2 時間持続しました。
あくまで、上記の研究は「L-システインが胃がんのリスクを減らす」ことについて研究されたもので、お酒に強くなることを証明したものではありません。
しかし、理論的にはL-システインがアセトアルデヒドを中和することで、お酒を飲んだときの悪酔いや二日酔いを緩和できるはずです。
大手医薬品メーカーのエスエス製薬なども、L-システインの効果についてこう言及しています。
二日酔いの主な原因は、体内に入ったアルコールが代謝されてできる有害物質(アセトアルデヒド)にあります。
これが体内で増加することにより、頭痛や吐き気などの症状があらわれます。
L-システインは、この有害物質を無毒化する体のはたらきをサポートすることによって、二日酔いの症状にも効果を発揮します。
お酒に強くなりたいなら、飲み会前にL-システインを含む医薬品やサプリメントを摂取すれば良いでしょう。
私自身、お酒を飲む前と飲んだ後には、必ずL-システインのサプリメントを飲むようにしています。
飲んだときと飲んでないときでは、酔いつぶれるまでのペースが全然違います。
調子が良いときは、元気なままで2倍近く飲めたときもありました。
あまりにたくさん飲みすぎたときには、流石に二日酔いになりますが(あくまでアセトアルデヒドを低下させるだけなので)、それでも朝にL-システインサプリメントを1粒飲んでおくと回復が早い気がします。
友人にも勧めて飲んでもらったところ、すこぶる気に入ったようで、「あのクスリをくれ!」と危ないせがまれ方をされたことがあります汗
「L-システイン」を含むおすすめの医薬品・サプリメント
L-システインを含む医薬品・サプリメントを2つ紹介します。
どちらも私が飲んで、良いなと感じたものです。
1.ハイチオールC
L-システインを含む医薬品に「ハイチオールC」があります。
エスエス製薬の第3類医薬品で、本来の目的はシミ・そばかすを緩和するためのものです。
ただ、L-システインが「240mg」含まれており、公式でも「二日酔いの症状に効果を発揮する」と明記しています。
ドラッグストアなどで手軽に買えるので、すぐに欲しい方におすすめです。
2.ナウフーズのL-システインタブレット
ナウフーズというアメリカのサプリメント会社が販売しているタブレットです。
L-システインの含有量はなんと「500mg」!
日本では、ここまでたくさんL-システインが含まれている医薬品はないでしょう。
価格が安く、量もあるので、私はいつもこのタブレットを愛用しています。
海外のサプリメントに抵抗がない方にはおすすめです。
どちらの医薬品・サプリメントも、私が飲んでみたところでは副作用や体調不良は感じませんでした。
しかし、人によって影響に個人差があります。
もし飲んで異変を感じたら、すぐに服用をやめましょう。
また、これらの医薬品・サプリメントの本来の用途は、飲酒量を増やすためではありません。
お酒と組み合わせることで、人によっては体調を崩すなどのおそれもありますので、あくまで自己責任で使用してください。
方法2.坂上太一の「2時間で酒豪になり 二日酔いにもならなくなった極意」を実践する
正直、L-システインだけでも十分ですが、さらに欲のある方は、坂上太一という方が考えた「2時間で酒豪になり 二日酔いにもならなくなった極意」を試してみてください。
極意の内容を簡単にいうと、ある2つのサプリメントと医薬品を併せて飲むというものです(何を飲むかについては後述します)。
飲み会の2時間前に、そのサプリメントと医薬品を一緒に飲んでおくと「これはいくらでも飲めるかも……?」と思うくらいお酒が飲めるようになります。
それぞれ単体で飲んでも大して効果が感じられませんが、組み合わせることで一気にブーストします。
もちろん違法なものではなく、ネットや店頭で簡単に購入できます。
実際に私も、そのサプリメントと医薬品を飲んだ後に飲み会をしたことがありましたが、ジョッキのビールを3,750ml(500mlの缶7.5本分)も飲むことができました。
その飲み会のようすはこちら
>>「お酒を飲めるようになった方法」を実践したあと、実際に飲んでみました
酔っ払う感じはありますが、「気持ち悪くて飲めなくなる」という限界は見えてきませんでした。
方法について詳しくは、坂上さんが書いたレポート「アルコールパッチテストで医者に下戸認定された アルコール代謝能力無しの下戸な私がたった2時間で酒豪になり 二日酔いにもならなくなった極意」の中に書いてあります。
レポートには、どのサプリメントと医薬品を飲めば良いのかと、坂上さんがこの方法を編み出すまでの実験の経過がまとめて記載されています。
ただ、レポートは有料で、内容は転載や流用が禁止されているため、ここではすべての内容を記載することはできません。
興味のある方は、実際に購入して読んでみてください。
デメリットは、商材が19,800円(税抜)と高額なため手を伸ばしづらい点です。
本格的に酒豪を目指している方や、大きな飲み会が控えている方は、実践してみると良いでしょう。
>>公式サイトこちら
方法3.水やソフトドリンクを大量に飲む
単純ですが、飲み会中に水やソフトドリンクなどをたくさん飲むと、気持ち悪くなりにくいです。
私は、お酒1杯に対して水1杯のペースで飲むと調子が良いです。
飲み会中はもちろん、次の日にも響かないように感じます。
実際に、お医者さんが実践している二日酔い対策にも、「水分補給」が多く挙げられています。
では実際に二日酔いの朝を迎えた医師は、どんな対策を取っているか。
その結果が図3だ。「水分を摂取する」が56%でダントツ。
「市販薬やサプリ、ドリンク剤などを飲む」と「風呂に入る」が8%ずつだ。この連載でも解説してきたように、「水分」こそが「二日酔いの万能薬」であることが、今回の調査結果からもわかる。
飲み会の後はポカリスエットなどのスポーツドリンクを飲むのがおすすめです。
スポーツドリンクには豊富なミネラルが含まれており、これらはアセトアルデヒド(悪酔いの原因物質)の分解に使われます。
そのため、飲酒後にスポーツドリンクでミネラルを補っておくことは二日酔いの緩和につながるといえます。
飲酒時は、アルコールやアセトアルデヒドの分解酵素の生成やアルコールの処理や排泄、肝臓の修復などに多くの栄養素が必要になりビタミン・ミネラルが消耗されます。
<中略>
ビタミン・ミネラルなど補酵素が不足すると酵素の働きも悪くなるのでスムーズな代謝の為にも積極的に摂取してみましょう。
また、お酒を飲むと利尿作用で水分が不足してしまうケースが多いので、水分補給という意味でもスポーツドリンクは有効です。
実際、お医者さんも、飲み会後のスポーツドリンクを飲むのは効果的だと語っています。
酒席を終えてから寝るまでに少なくとも1リットル、吸収が速いスポーツドリンクなどを飲むと効果的です」と吉田先生はアドバイスします。
水分補給を忘れて二日酔いになってからでは手遅れなので、お酒を飲んだ夜は寝る前のスポーツドリンクをお忘れなく。
お酒を飲んでいるとつい忘れがちですが、水分補給をするとしないでは全然感覚が違います。
積極的に水分をとっていきましょう。
ただし、ひとつ問題もあります。
まずは「「スポーツドリンクとお酒を一緒に飲むと酔いやすくなる」は本当か調査してみました!」を読んでください。
たくさん飲めるからといって、決して無茶はしないでください
今回は、お酒がたくさん飲めるようになる方法を3つ紹介しました。
ウイスキーや焼酎をストレートでがぶ飲みする、など無理な飲み方をしなければ、気分良く飲み会を過ごせるでしょう(あくまで、私が実践して良いなと感じた方法なので、個人差はあると思いますが)。
しかし、たくさん飲めるからといって、決して無茶はしないでください。
自分の限界を見極めて、事故が起きないように十分注意し、楽しく飲みましょう。
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