アルコールパッチテストはウェットティッシュで代用できる?

家によくあるウェットティッシュ。
アルコール除菌タイプのものは、アルコールを比較的多く含んでいるイメージがありますが、果たしてアルコールパッチテストの代用品になりえるのでしょうか?

アルコールパッチテストは、自宅でも手軽にできる検査です。
しかし、正確なやり方でないと、信頼性の高い結果が出ないので注意が必要です。

ここでは、ウェットティッシュで行うアルコールパッチテストの効果について説明していきます。
参考にしてみてください。

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目次

ウェットティッシュでは正確なアルコール耐性を知ることはできない

見出しの通り、ウェットティッシュでは正確なアルコール耐性を測ることができません。

アルコールパッチテストに必要なエタノール濃度は、70%ほどが適切とされています。
しかし、ウェットティッシュに含まれるエタノール濃度はおよそ20~50%と、濃度が足りていません。

正確な検査結果が出ないため、エタノールの代用にはできないのです。

ちなみに、商品を開封してからの時間によってもエタノール濃度は変わってきます。
これは開封後にアルコールが揮発することが原因となりますので、尚更アルコールパッチテストには代用できないことが分かります。

ただ、ウェットティッシュで肌が赤くなる場合もある

アルコールが使われているウェットティッシュを使うと肌が赤くなったり、かゆくなったりする人がいます。
その人は、アルコールに対する耐性がない人です。

言い換えれば、アルコールに対する免疫が「ある」か「ない」かはウェットティッシュでも分かります。
お酒がどれくらい強いか?という詳しい結果は分からないとしても、耐性の有無はウェットティッシュで確認することができます。

やり方は簡単で、新品のアルコールタイプのウェットティッシュを腕の内側につけてしばらく放置します。

計る時間は正式なアルコールパッチテスト同様、7分から10分程度が好ましいとされています。

そして時間が経過したらウェットティッシュを取ってみてください。

肌が赤くなっていたらあなたはアルコール耐性がゼロ、もしくはアルコールの分解を行う酵素がきわめて活発でないということが分かります。

この時点で肌が赤くならなかった人で、さらに詳しい検査結果を知りたい場合には、専門機関で調べるか、自宅にエタノール溶液を買ってきて正しいアルコールパッチテストを行うことをオススメします。

ウェットティッシュは完璧な代用品にはなりませんが、こうした使い方には応用できると言えるでしょう。

正しいアルコールパッチテストにはエタノール溶液を使用しましょう

アルコールパッチテストに使用する液体は、基本的にエタノール濃度が70%以上でなければいけません。

そのため、ウイスキーや焼酎など、度数が高いと言われているお酒でも代用が難しいです。

そこでおすすめなのが、手指消毒用のアルコールです。
たとえば、こちらの商品が代表的な例として挙げられます。

「エタノール76.9~81.4vol%」と表記されていますので申し分ありません。
テスト後も、手指の消毒やキッチン周りの掃除に使用できます。

アルコール耐性を知りたい方には、こうした高濃度のアルコールを使って正しいアルコールパッチテストを行うことをおすすめします。

アルコールパッチテストのやり方は、「アルコールパッチテストのやり方を紹介!自宅で簡単4ステップ!」をご覧ください。

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