アルコールパッチテストにかかる費用はいくら?自宅、病院、市販のキットを比べました

エタノールを染み込ませた綿を肌に貼って、アルコール分解能力の強さをチェックする「アルコールパッチテスト」。

ただ、「アルコールパッチテスト」とひとくちに言っても、自宅・病院・市販のキット……とチェックする方法がいくつもあり、それぞれ費用も異なります。

また、結果の正確性にも差があります。

ここでは、チェック方法ごとの費用と特徴を比べてご紹介します。
これから「アルコールパッチテストをしたい」と考えている方は参考にしてみてください。

[cc id=”728″ title=”続きを読む”]

目次

自宅でやるなら約1,000円!絆創膏とアルコールを用意するだけ

自宅でアルコールパッチテストをするなら、「アルコール」と「絆創膏」だけ用意すればOKです。

両方を新しく買っても1,000円くらいです。
もっとも安くできるチェック方法です。

「アルコール」と「絆創膏」の選び方

どちらも家庭用のものでOKですが、少し注意点があります。
選ぶときの参考にしてください。

アルコール(度数70%以上)

サラヤハンドラボ 手指消毒アルコールスプレーVH 300mL [指定医薬部外品]

市販の手指消毒用アルコールなどで大丈夫です。
ドラッグストアやコンビニで買えます。

ただし、アルコール度数が70%以上のものを買ってください。
それ以下だと、正確な結果が出ないおそれがあります。

みりんや日本酒などはアルコール度数が低いため、アルコールパッチテストには使用できません。

絆創膏

ケアリーヴ Mサイズ 50枚 CL50M

こちらも市販の一般的な絆創膏で大丈夫です。

ただし、ガーゼの部分に薬剤がついていないものを選んでください。
正確な結果が出ないおそれがあります。

アルコールパッチテストのやり方は、「アルコールパッチテストのやり方を紹介!自宅で簡単4ステップ!」をご覧ください。

病院では約5,000~7,000円!料金は高めだが正確な結果が分かる

アルコールパッチテストではないですが、病院でも「アルコール体質検査」でお酒の強さを調べられます。

口腔粘膜を採取して、アルコールを分解する遺伝子の働きを調べます。
簡単な問診と、綿棒や専用の器具を用いて口の中の粘膜を採るだけですので、手間はかからず、時間も15分ほどです。

費用は、5,000円~7,000円程度と高めですが、正確な診断を受けられます。

アルコール体質検査を実施しているかどうかは病院によります。
事前に病院のホームページを見たり、お問い合わせをして確認しましょう。

診察結果は、1週間から10日ほどです。
病院によって健康診断の結果が自宅に送付されてくる場合と、自分で再来院する場合があります。

市販薬は800円~6,000円くらい!手軽~正確なチェックまで幅広い

市販薬は、簡易的なアルコールパッチテストから、遺伝子まで検査できるキットまで広く販売されています。

今回は、中でも有名な2つのおすすめ市販薬を紹介します。

アルコール体質試験パッチ

アルコール体質試験パッチ 3枚

800円ほどで買える、比較的安価な商品です。

絆創膏のように腕に貼り付け、しばらくして剥がすと、皮膚の色の変化でアルコールへの強さが分かります。

自分で絆創膏とアルコールを用意するのが面倒な方は利用すると良いでしょう。

GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子分析キット

GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子分析キット(口腔粘膜用)

こちらは、アルコールを分解する酵素の遺伝子を検査できる、本格的な分析キットです。
キットで唾液を採取して郵送すると、15営業日ほどで結果レポートが閲覧できます。

価格は5,700円となかなか高価ですが、信用性がかなり高いです。
また、自宅で手軽にできるので、手間も時間もかからない点も魅力です。

購入はこちら
『アルコール感受性遺伝子分析キット』

せっかく検査するなら「遺伝子を検査できる方法」をおすすめします

それぞれ費用や特徴が違いますが、私は、遺伝子を検査できる方法(アルコール感受性遺伝子分析キットの利用、または病院での検査)をおすすめします。

アルコールを分解する酵素の遺伝子には「NN型」「ND型」「DD型」の3種類があります。

お酒を飲める体質(NN型)……相当な量を飲まないと赤くならない
お酒をまあまあ飲める体質(ND型)……コップ1杯ほどのビールで赤くなる
お酒を飲めない体質(DD型)……ND型よりも早く赤くなり、それ以上飲めない

参考:全日本下戸生活連絡会 (2003). 下戸でも自信が持てる本―酒の飲めない人生はこんなに楽しい! 廣済堂

「ND型」と「DD型」は最初は同じくらいお酒に弱いのですが、「ND型」の場合はお酒を飲み続けることで遺伝子の活性が高まり、ある程度お酒に強くなる可能性があるという特徴があります。

「DD型」の方は、残念ながらそれ以上にお酒に強くなることができませんが、「ND型」ならば、今からでも下戸を克服できるかもしれません。

実は、「DD型」の遺伝子を持つ人は、日本人の約4%ほどだと言われています。
残りの96%は、お酒が飲める「NN型」や、まあまあ飲める「ND型」に分類されます。

出典:全日本下戸生活連絡会 (2003). 下戸でも自信が持てる本―酒の飲めない人生はこんなに楽しい! 廣済堂

もしかしてあなたは、お酒が飲めないと思い込んでいるだけだったり、飲み続ければ強くなれる可能性のある「自称下戸」なのかもしれません。

まずは、自分が「NN型」「ND型」「DD型」のどれなのかハッキリさせましょう。

アルコール感受性遺伝子分析キットを使った検査方法ならば、時間もお金もかからないのでおすすめです。
興味があれば使ってみてください。

購入はこちら
『アルコール感受性遺伝子分析キット』

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次