会社の同僚や友だちとの飲み会で、つい飲みすぎちゃって悪酔い……なんてこと、誰でも一度はあると思います。
体質によって”お酒が残りやすい、残りにくい”はあっても、持ち越しちゃうとツラいですよね。
せっかく参加したのであれば、”たのしい”場にしたい、”気持ちよく”終わりたいと思うものです。
ここでは、お酒を飲んで気持ち悪くなること(悪酔い)を防ぐ方法を5つご紹介します。
飲み会を最後まで良い気分で過ごしたい方は、参考にしてみてください。
方法1.事前に食べておく
まずは”空腹時に飲む”ことを避けることから始めましょう。
もし、何も食べずにお酒を飲んだ場合、胃にアルコールがとどまることなくすぐに小腸に落ちてしまいます。
そのため、アルコールの吸収が早まり、酔いやすくなります。
空腹時にお酒を飲むと、消化される“食物”がないため、アルコールは胃を素通りしてほとんどが小腸に流れ込み、アルコールの吸収が早くなってしまう。
そのために、空腹でお酒を飲むと、酔いやすいというわけだ。
特に、ナッツやヨーグルト、牛乳などの脂肪分の多い食品には、これから胃に入ってくる物の腸に進むスピードをゆっくりにするはたらきがあります。
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アルコール吸収を緩やかにし、急な酔いを抑えることができるのでおすすめです。
抑えるといっても、ゆっくりと吸収はされていきますので気をつけてくださいね。
方法2.”高タンパク”なものを食べる
アルコールを分解するのは肝臓です。
もしその肝臓を手助けしてくれる存在がいたら心強いですよね。
実はそれが”たんぱく質”なんです。
たんぱく質をきちんと摂取していると、悪酔いの原因とも呼ばれる”アセトアルデヒド”の量が増えにくいという傾向があります。
“アセトアルデヒド”はアルコールを分解することによって生まれる物質です。
タンパク質をきちんと摂(と)っていると、酒を飲んだときに体調が悪くなるアセトアルデヒドの量が増えにくいという傾向がある。
卵、チーズ、肉などの必須アミノ酸のバランスがよい動物性のタンパク質が一番オススメ。
食べてから2時間で再合成が始まると言われているので、飲む前にまず焼き肉やステーキなどを食べてからというのが一番理想的。
アセトアルデヒドの量産を抑えるものをランチ、余裕があれば飲み会の2時間ほど前に食べれたらベストです。
また、たんぱく質は肝臓の細胞の再合成も手伝ってくれます。
食べてから2時間ほどで再合成が始まると言われていますので、飲む前に卵料理やステーキなどを食べる…という流れがもっとも理想的ですね。
「そんな余裕ないよ!」という人はランチで食べておくだけでも効果的でしょう。
飲み会での食事も大切です。
ここでも肉・魚はもちろん、枝豆やだし巻きたまごなどの高タンパクなものを食べることを心がけましょう。
方法3.飲み会の前に「L-システイン」を飲む
大学の研究によって、「L-システイン」というアミノ酸の一種が、アセトアルデヒドを無毒化することが観察されています。
つまり、お酒を飲んだときの気持ち悪さや二日酔いを軽くできるのです。
東北大学の研究では、アルコールを投与した後にL-システインを服用した結果、最大67%の胃内アセトアルデヒドの低下が観察されました。
本研究において、徐放性 L-システインの服用により、ALDH2 活性型では 67%、ALDH2 不活性型では 60%の胃内アセトアルデヒドの低下が観察され(図 3、図 4)、その効果は 2 時間持続しました。
あくまで、上記の研究は「L-システインが胃がんのリスクを減らす」ことについて研究されたもので、お酒に強くなることを証明したものではありません。
しかし、理論的にはL-システインがアセトアルデヒドを中和することで、お酒を飲んだときの悪酔いや二日酔いを緩和できるはずです。
大手医薬品メーカーのエスエス製薬なども、L-システインの効果についてこう言及しています。
二日酔いの主な原因は、体内に入ったアルコールが代謝されてできる有害物質(アセトアルデヒド)にあります。
これが体内で増加することにより、頭痛や吐き気などの症状があらわれます。
L-システインは、この有害物質を無毒化する体のはたらきをサポートすることによって、二日酔いの症状にも効果を発揮します。
お酒に強くなりたいなら、飲み会前にL-システインを含む医薬品やサプリメントを摂取すれば良いでしょう。
私自身、お酒を飲む前と飲んだ後には、必ずL-システインのサプリメントを飲むようにしています。
飲んだときと飲んでないときでは、調子が全然違います。
あまりにたくさん飲みすぎたときには、流石に二日酔いになりますが(あくまでアセトアルデヒドを低下させるだけなので)、それでも朝にL-システインサプリメントを1粒飲んでおくと回復が早い気がします。
友人にも勧めて飲んでもらったところ、すこぶる気に入ったようで、「あのクスリをくれ!」と危ないせがまれ方をされたことがあります汗
「L-システイン」を多く含む医薬品
L-システインを含む医薬品に【ホワイピュア】があります。
ホワイピュアは第3類医薬品で、本来の目的はシミ・そばかすを緩和するためのものです。
ただ、L-システインが「最大量240mg」含まれており、他の商品と比べても特徴的です。
今なら1,900円(税抜)で購入できるので、まずは1つだけ買って効果を試してみると良いでしょう。
方法4.飲む量を決めて、水・柑橘系ジュースを飲む
当然といえば当然ですが、量を減らせば血中に混じるアルコール量も減ります。
まずは飲む量を自分のなかで決めておきましょう。
“ビールのジョッキ2杯まで”、”おかわりの前にグラス一杯の水を飲む”などなど…。
ゴールを決めることでペース配分も可能になります。
また、柑橘系ジュースに含まれる”果糖”はアルコールの分解を助けてくれます。
飲んだ後におすすめなのが果物。
果物に含まれる果糖にもアルコール分解を助ける効果があります。グレープフルーツジュースなど、かんきつ系の果汁が入った飲み物を飲むのも良いでしょう。
水に飽きた時、はさんでみてもいいですね。
悪酔いを防ぐ大きな一歩になることでしょう。
方法5.飲み会の後にスポーツドリンクを飲む
スポーツドリンクには豊富なミネラルが含まれており、これらはアセトアルデヒド(悪酔いの原因となる物質)の分解に使われます。
そのため、飲酒後にスポーツドリンクでミネラルを補っておくことは二日酔いの緩和につながるといえます。
飲酒時は、アルコールやアセトアルデヒドの分解酵素の生成やアルコールの処理や排泄、肝臓の修復などに多くの栄養素が必要になりビタミン・ミネラルが消耗されます。
<中略>
ビタミン・ミネラルなど補酵素が不足すると酵素の働きも悪くなるのでスムーズな代謝の為にも積極的に摂取してみましょう。
また、お酒を飲むと利尿作用で水分が不足してしまうケースが多いので、水分補給という意味でもスポーツドリンクは有効です。
実際、お医者さんも、飲み会後のスポーツドリンクを飲むのは効果的だと語っています。
酒席を終えてから寝るまでに少なくとも1リットル、吸収が速いスポーツドリンクなどを飲むと効果的です」と吉田先生はアドバイスします。
水分補給を忘れて二日酔いになってからでは手遅れなので、お酒を飲んだ夜は寝る前のスポーツドリンクをお忘れなく。
ただし、ひとつ問題もあります。
まずは「「スポーツドリンクとお酒を一緒に飲むと酔いやすくなる」は本当か調査してみました!」を読んでください。
さっそく今日からでも実践できることばかりですので、ぜひトライしてみて下さいね。
スッキリとした明日を迎えられる様、気持ちのいい飲み方を心がけましょう。
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