ラム酒ってどんな味?飲んだことがない人に分かりやすく教えます

「ラム酒ってお菓子にも使われるけど、結局はどんな味?」
「ラム酒ってラムレーズンとかお菓子に使うイメージしかないな」

お菓子の香りづけに使われたり、ラムレーズンを作るときに使われるラム酒。

甘くて飲みやすいお酒なのかと言えばそんなことはなく、実はウイスキーと同じくらい度数の強い蒸留酒です。
バーなどでオシャレに飲むようなイメージのお酒です。

飲んだことがない方は、味が想像しづらいですよね。
ここでは、そんなラム酒がどんな味なのかを、飲んだことがない人にも分かりやすく紹介します。

目次

ラム酒ってどんな味?

飲んだことない人に文字で伝えることは非常難しいですが、一言でいえば、

「甘い香りのスパイシーな苦いお酒」

といったところでしょうか。

やはりラム酒の大きな特徴といえば、お菓子などに使われるほどの甘い香りです。

ラム酒はサトウキビが原料となっているので、甘い香りがするのも当たり前のような気もしますが、ラム酒自体が甘いかと言われれば、ほのかに甘いくらいです。

ラム酒は基本的にアルコール度が40度ほどあるので、アルコール自体の苦さがサトウキビの甘さよりも強く感じられることでしょう。
アルコールの苦さの中に、ほのかにカラメルのような、黒糖が少々焦げたような甘味を感じます。

また、スパイシーさはラム酒の種類によって違いがあるのですが、バニラなどのスパイスで香りづけをしているものもあります。

ラム酒をストレートやロックで飲む際は、ほのかに感じる甘さと香りを楽しむのが良いでしょう。

色によって分けられた種類

ラム酒には、色によってホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムに分けられます。

ホワイトラム

ホワイトという名前ですが、白くはなく透明のラム酒です。
ホワイトラムはクセが少ないため、ストレートやロックで飲むことはあまりなく、カクテルに使われることがほとんどです。

「バカルディ」というホワイトラムは、モヒートにも使われていて日本でも有名。
樽によって熟成する工程を省いているため樽の色が着色せず、透明になります。

ゴールドラム

ホワイトラムとダークラムの中間で、樽に寝かせる期間が2ヶ月から3年未満と決まっています。

色はウイスキーのような色合いで、ほどよい甘さと香りが特徴的、ストレートでもロックでも飲みやすいラム酒になります。
お菓子に使われたり、ラムコークなどのカクテルにも使われ、ラム酒としては最も定番的。

ゴールドラムで有名なのは「キャプテンモルガン」というもので、バニラやアプリコットなどの香辛料が入っているため、香りが良くとても飲みやすい。

ダークラム

熟成期間が3年以上と最も長く、ほぼ黒色のラム酒です。
色の通り、甘さや香りも強く深い味わいを楽しめるため、ストレートやロックで飲まれることが一般的。

ダークラムで有名なのは「マイヤーズ」というもので、パティシエにも香りが良いと評判高いのが特徴です。
ラム酒を大いに感じたい人にはダークラムがオススメです。

製法による違い

製法による違いは風味の重さに影響してきます。
軽いものからライトラム、ミディアムラム、ヘビーラムと分けられています。

ライトラム

連続式蒸留器で蒸留した後、内側を焼いていない樽で熟成させます。
また熟成期間も短いため、軽い口当たりのほのかな香りのするラム酒が出来上がります。
カクテルのベースとして用いられることが多いのが特徴。

ミディアムラム

ミディアムラムは、ライトラムとヘビーラムの中間をとった製法により、ほどよい甘さと香りを持つことが特徴。
また、ライトラムとヘビーラムを混ぜ合わせて作る方法もあります。

ヘビーラム

単式蒸留器で蒸留された後、内側を焦がした樽で熟成させるので、味わい深く香り高いラム酒が出来上がります。
これを3年以上寝かせることでダークラムになります。

ラム酒は初めて飲む人にとっては、少々クセの感じるお酒でしょう。
しかし、慣れれば苦味の奥にほのかに感じる甘さと、心地よい甘い香りを楽しめるようになるので、自分に合ったラム酒を見つけてみてください。
クセになること間違いなしです。

初めてラム酒を飲む方は、「「ラム酒ってまずい!」を克服する飲み方3選!苦手な人でも飲めるようになるかも」も参考にどうぞ。

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