海外ドラマなどを見ていると、外国人はバーでテキーラやウォッカをショットで次々飲んでいきますよね。
ワインも何本も空けて平気な顔をしています。
もちろん、ドラマなので作り話です。
ですが、あながちそう誇大表現しているわけでもないかもしれません。
日本人が同じ量を飲んだらもうへべれけですが、外国人は割と平気だったりします。
やはり日本人はお酒に弱いのでしょうか?
ここでは、日本人がお酒に弱いと言われている理由を解説していきたいと思います。
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アルコールに強い人と弱い人は「遺伝子」に影響される
日本人がお酒に弱いと言われるのは、アルコールを分解する酵素の「遺伝子」のタイプが影響しています。
摂取されたアルコールは、肝臓で「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。
このアセトアルデヒドが酔いの症状を引き起こす原因といわれています。
よく、顔が赤くなる人はお酒に弱いといわれますよね。
それは、アセトアルデヒドが、顔を赤らめる作用があるからです。
アセトアルデヒドは、その後、無害な酢酸へと分解されるのですが、このときに働く分解酵素「ALDH」が活発かどうかで、お酒に強い弱いが分かれるのです。
「ALDH」の働きは「NN型」「ND型」「DD型」という3つのタイプに分かれます。
タイプごとのお酒の強さは以下の通りです。
NN型は酒豪
ND型はそこそこ飲める
DD型はまるで受けつけない
日本人の遺伝子、外国人の遺伝子、どう違う?
欧米人は、「NN型(酒豪)」がほとんどであるのに対して、日本人は「ND型(そこそこ飲める)」「DD型(まるで受けつけない)」が半数を占めるといわれています。
これが、外国人と比べて「日本人がお酒に弱い」と言われる理由です。
そして、お酒に弱いのは日本人だけではありません。
モンゴロイドの系譜をたどる人種であるアジア人(フィリピン人、中国人、タイ人など)も、日本人と同じようにND型、DD型が多く、アルコールは比較的弱いとされています。
はるか昔、人類が三大人種(黒人、白人、黄色人種)に分岐した後、何故かモンゴロイド(蒙古系人種=黄色人種)の中に突然変異的に「ALDH2」の活性をなくしてしまった人が出現
<中略>
今日「ALDH2」低活性型(不活性型を含む)の存在はモンゴロイドの特徴となっています。
これは祖先からつながる遺伝子による数値なので、今は少しずつ変化してきています。
鍛えたらお酒が飲めるようになった、は本当?
日本人はお酒に弱いのは、遺伝子的に仕方のないことです。
ですが、よく、鍛えたらお酒が飲めるようになったという人もいますよね。
実は、「ND型」の人は、お酒を飲み続けることで強くなれる可能性があるのです。
その仕組みは、「「お酒を飲み続けると強くなる」は本当だった!日本人の96%はお酒に強い遺伝子を持っている」で解説したので、ご覧ください。
ちなみに、DD型の人はいくら鍛えてもお酒が飲めるようにはなりません。
DD型の人が、お酒を飲む訓練を強要するのは、とても危険なことなのでやめましょう。
「なんとしてでも下戸を克服したい」という方は、坂上太一さんのレポートを読んでみてください
もし、「なんとしてでも下戸を克服したい!」という方がいれば、下記のレポートを読んでみてください。
坂上太一さんという、下戸の方が書いたレポートです。
ビールを1口飲んだだけでダウンしていた状態から、2リットル飲んでも平気なまでになった方法が書かれています。
私もこの克服方法を実践してレビューしてみました。
興味のある方は、「実践レビュー!アルコールパッチテストで医者に下戸認定…を買って試しました!」を読んでみてください。
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