自宅でも簡単にお酒に強いか弱いか判別することができる「アルコールパッチテスト」。
やり方はとても簡単で、消毒用アルコールを絆創膏に染み込ませて腕に貼るだけです。
しかし、自宅に消毒用アルコールを常備している人はそんなに多くはないでしょう。
そこで今回は、一般家庭にもありそうな「日本酒」でアルコールパッチテストができないか調べてみました。
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結論から言うとできません!
アルコールパッチテストでは、70%以上の濃度のアルコールを使わないと正確な結果が出ません。
しかし、ほとんどの日本酒は15度~16度前後のものばかりで、条件をまったく満たしていません。
「だったらアルコール度数70%以上の日本酒を探せばいいじゃない!」と、探して回ったのですが、残念ながら一つもありませんでした。
それもそのはず、実は酒税法で日本酒のアルコール度数は22度未満と決まっているのです。
酒税法上、22度以上の日本酒はどんな製造方法でもリキュールに分類されてしまうため、22度以上の日本酒は存在しないということです……。
日本酒というのは基本的に酵母を使ったアルコール発酵のみで造られるお酒です。
その場合アルコール度数には限界があり、およそ20度前後がその限界と言われています。
これは糖分を食べることによってアルコール発酵をする酵母自身がアルコール度数が高くなっていくことによって死滅してしまうためです。
しかし、日本酒と同じ作り方をしたアルコール度数の高いお酒も存在します。
玉川酒造の「越後さむらい」はその一つで、なんと度数が46%もあるそうです。
ただ、日本酒としては珍しくアルコール度数が高くても、それでもアルコールパッチテストにはまだまだ足りません。
いくら探しても、アルコールパッチテストに最適なアルコール度数のある日本酒は見つかりませんでした。
そんなコアな日本酒を探し回るよりも、ドラッグストアで素直に消毒用アルコールを購入した方が話が早いかもしれません。
アルコール度数が70度以上あるお酒はあるの?
モヒートで有名なバカルディが販売しているラム酒に「バカルディ151」という銘柄があります。
こちらがなんと75.5度。
そしてポーランドの有名なウォッカ、「スピリタス」にいたっては96度!
飲む前に燃えそう……というより、消毒用アルコールより家にない可能性が高いです。
一部の人には代用可能?
しかし、世の中には強い弱い以前に「お酒が飲めない体質」という人がいらっしゃいます。
アルコールが体内に入ると、肝臓でまず「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。
この物質は極めて毒性が強く、顔面や体の紅潮、頭痛、吐き気、頻脈などの不快な症状を引き起こします。そして、このアセトアルデヒドを分解してくれるのが「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)」です。
ところが、日本人は約40%の人がこのALDH2の活性が弱い「低活性型」のため、お酒に弱い体質といわれています。
さらに約4%の人は「不活性型」と呼ばれ、ALDH2の働きが全くなく、お酒を飲めない体質なのです。
この「不活性型」と呼ばれる人は少量のお酒でも気分が悪くなってしまいます。
このような人は、日本酒のようなアルコール度数の低いものでパッチテストを行っても、何かしらの変化があるかもしれません。
遺伝的に家族がお酒を受け付けない体質だったり、少しのお酒で気分が悪くなったり、「もしかしたら…?」と不安に感じる方は、日本酒のような度数の低いお酒でもアルコールパッチテストの代用ができるかもしれません。
アルコールパッチテストには、消毒用アルコールがおすすめです
やはり、コンビニやドラッグストアに売ってある「消毒用アルコール」などを買って来たほうが楽だと思います(手指消毒用なら、テスト後も普通に家で使えますし)。
購入の際はアルコール度数が70%以上のものを選んで買ってください。
ちなみに、私が使ったことのある消毒用アルコールはこちらです。
下記のページでは、アルコールパッチテストのやり方を説明しています。
興味のある方はご参考ください。
>>アルコールパッチテストのやり方を紹介!自宅で簡単4ステップ!
「なんとしてでも下戸を克服したい」という方は、坂上太一さんのレポートを読んでみてください
もし、「なんとしてでも下戸を克服したい!」という方がいれば、下記のレポートを読んでみてください。
坂上太一さんという、下戸の方が書いたレポートです。
ビールを1口飲んだだけでダウンしていた状態から、2リットル飲んでも平気なまでになった方法が書かれています。
私もこの克服方法を実践してレビューしてみました。
興味のある方は、「実践レビュー!アルコールパッチテストで医者に下戸認定…を買って試しました!」を読んでみてください。
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