「飲み会前にヨーグルトを食べるとお酒に酔いにくくなる」と聞いたことはありませんか?
もし本当なら嬉しいですよね。
実際に、飲み会の前にヨーグルトを食べると、食べないときより酒が回りにくくなると言われています。
その理由はなんでしょうか?
ここでは、アルコールとヨーグルトの関係について説明します。
[cc id=”728″ title=”続きを読む”]
ヨーグルトの脂肪が、アルコールの吸収を緩やかにしてくれる
ヨーグルトには乳脂肪(脂質)が含まれています。
乳脂肪には、空腹の胃の中に入れることで、これから胃に入ってくる物の腸に進むスピードをゆっくりにするはたらきがあります。
つまり、飲み会の前にヨーグルトを飲むことによって、アルコールの吸収が緩やかになり、お酒に酔いにくくなるのです。
乳脂肪の働きによって、食べたものが胃から腸に移行するのがゆっくりになる
<中略>
牛乳の作用は、他の乳製品にも当てはまります。
牛乳がどうしても苦手なかたは、ヨーグルトやチーズといった牛乳以外の乳製品を食事に加えましょう。
逆に、「空腹の状態でお酒を飲むと酔いやすい」とよく言われますよね。
これは、お酒が胃や腸の壁に広く触れ、早くアルコールが吸収されてしまうからです。
その結果、すぐに酔いが回ってしまいます。
酔いの回る早さを抑えたいなら、ヨーグルトを食べておきましょう。
ただし、乳脂肪が入っていない「乳脂肪ゼロ」のヨーグルトを飲んでも期待できません。
乳脂肪がカットされていないヨーグルトを食べましょう。
ヨーグルトには肝臓に必要な栄養素の「たんぱく質」や「ビタミン」が含まれている
アルコールを分解するために必要な栄養素を知っていますか?
それを飲み会の前に摂取していれば、お酒に酔いにくくなり、結果的にお酒がたくさん飲めますよね。
アルコールは肝臓で分解されますが、肝臓に必要な栄養分の一つに「たんぱく質」が挙げられます。
また、ビタミンも必要な栄養素の一つです。
ヨーグルトに含まれるビタミンの種類は豊富で、不足しやすいといわれているビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンCのうち、ビタミンC以外はすべて含まれています。
お酒を飲んでいる間は、アルコールによってミネラルやビタミンが失われやすいので、それらの豊富な野菜類などの植物性食品を多くとることを心がけましょう。
<中略>
また、アルコールを分解する肝臓はたんぱく質を必要とすることから、たんぱく質の豊富な食べ物が好ましいといえます。
不足がちといわれているビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンCのうち、ビタミンC以外はすべてヨーグルトに含まれています。
お酒を飲んだ後の気持ち悪さを和らげるのにも、ヨーグルトは役立ちます。
飲むタイミングと量について
飲むタイミングは、飲み会の30分前から直前がいいでしょう。
そのあとすぐにお酒を入れることで効果を得ることができます。
また、適量は100㏄~200㏄と言われています。
ちょうどコップ一杯くらいです。
ヨーグルトには砂糖が多く含まれています。
飲みすぎることにより、砂糖を取りすぎてしまうことになるので、適量を取り入れるようにしましょう。
食べるヨーグルトでも効果は期待できますが、飲み会の前に取り入れやすい飲むヨーグルトをがおすすめです。
ヨーグルトを飲むと、お酒の酔いを遅らせることができて、いつもよりもお酒を飲むことができるでしょう。
ここぞという飲み会の前に取り入れてみるといいかもしれません。
しかし、あくまでヨーグルトは「酔いを遅らせる」だけです。
「ヨーグルトさえ飲んでいればお酒に酔うことはない」とか「お酒が飲めるようになる」という訳ではありません。
ヨーグルトを飲んだからと安心するのはやめましょう。
ヨーグルトだけに頼らず、お酒を上手に楽しみましょう。
ちなみに、私が飲み会前に実践している方法を、「お酒がたくさん飲めるようになる3つの方法!そこそこ飲める人がさらに酒豪に!」にまとめているので、興味があればご覧ください。
コメント