「下戸だけど、ゲンキウコンを飲んだらお酒が飲めるようになった」
ネット上の口コミサイトなどで、こうした声をよく聞きます。
公式サイトでも、「クスリウコンサプリ売上No.1」と書かれていて、たくさんの方が利用していそうです。
しかし、本当にゲンキウコンに下戸を克服する効果はあるのでしょうか?
ここでは、研究者やお医者さんなど、医療健康分野の専門家の方が発表された意見を調べ、分かったことをまとめて紹介しています。
ゲンキウコンが下戸克服に効果があるのか気になる方は、参考にしてみてください。
[cc id=728]
ゲンキウコンの成分「クルクミン」に効果があるという意見は見られない
ゲンキウコンの特徴は、ウコンに含まれる成分「クルクミン」が含まれていることです(1袋あたり2,100g以上)。
ウコンの中でもクルクミン量がばつぐんに多いと言われる、クスリウコンという種類を使用しています。
このクルクミンについて、研究者やお医者さんの声をまとめてみました。
米ミネソタ大学の研究チームが最新の論文で「主成分のクルクミンに薬効成分は確認できていない」という見解を発表しました。
<中略>
発表された研究論文では、「そもそも体内に吸収されにくいので、薬効はあまり期待できない」と述べられています。
現在の日本では「ある食品(成分)に効果があるかどうか」を確認する、最もたしかで簡単な方法は、国立健康・栄養研究所の『健康食品の安全性・有効性情報』というサイトを見ることだ【※3】。
これを見ると、ウコン(クルクミン)には、“飲酒前に服用することによって悪酔いをしない”などの効果は期待できないことがわかる。「効かないという証拠」は立証できないが、「効くという信頼できるデータ」はない。
お酒に強い人・弱い人、それぞれの飲酒注意事項 最も注意が必要なのは「少しなら飲める人」 – 佐藤達夫 (食生活ジャーナリスト) 2/2
「肝臓によい」と言われるのはクルクミノイド類ですが、その肝障害抑制効果は、試験管レベルや動物実験の結果でしかなく、人の臨床試験での科学的根拠はありません。
<中略>
もしかしたら効くのかもしれません。僕が言っているのは「ウコンの肝機能障害抑制効果に十分なエビデンスがないこと」と、「ウコンによる健康障害が存在する」という事実だけです。
私が調査した限りでは、効果があると明言している研究者やお医者さんはいませんでした。
「薬効はあまり期待できない」「クルクミンは吸収されにくい」といった声が多く、どちらかというとクルクミンの効果を懐疑的に見る方が多いようです。
ただ、逆に効果がないと言い切っている方もいませんでした。
あくまで「信頼できるデータがない」だけで、クルクミンの効果を完全に否定している意見もなかったです。
残念ながら、クルクミンが下戸の克服に効果があるかどうかは、現状でもはっきりと解明されていないようです。
ゲンキウコン公式サイトでも「お酒が飲めるようになる」とは明記していない
ゲンキウコンの公式サイトをよく読んでもらうと分かりますが、「お酒が飲めるようになる」という旨の記載はありません。
もっと言えば、二日酔いがなくなる、お酒を飲んでも気持ち悪くならないなどの表記もありません。
「ウコン=アルコールの分解に効果がある」と思い込みがちですが、その効能には一切触れられていない点に注意です。
この商品の立ち位置は、あくまで栄養補助食品として、不足しがちな栄養素を補って元気に過ごすために飲むためのサプリメントのようです。
ネット上には「お酒を飲めるようになった」という声はありますが、私の感覚としては「サプリメントを売りたいから言っているだけに過ぎない」と思います。
もしかすると、クルクミンにはまだ知られていない効果があり、本当にお酒が飲めるようになるのかもしれません。
しかし現状では、専門家が下戸の克服に効果があると言ってない以上、効果を過信するのはリスクが高いように感じます。
「なんとしてでも下戸を克服したい」という方は、坂上太一さんのレポートを読んでみてください
もし、「なんとしてでも下戸を克服したい!」という方がいれば、下記のレポートを読んでみてください。
坂上太一さんという、下戸の方が書いたレポートです。
ビールを1口飲んだだけでダウンしていた状態から、2リットル飲んでも平気なまでになった方法が書かれています。
私もこの克服方法を実践してレビューしてみました。
興味のある方は、「実践レビュー!アルコールパッチテストで医者に下戸認定…を買って試しました!」を読んでみてください。
コメント