「ナッツを食べると酔いにくくなる」という話を聞いたことはありませんか?
バーやスナックのおつまみによく出されるナッツ類ですが、調べてみるとお酒との相性が良いことが分かってきました。
ここでは、ナッツ類とお酒の関係について解説します。
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ナッツの脂肪分がアルコールの吸収をゆるやかにする
「飲酒前に”牛乳”を飲むと、胃腸に膜が張られてお酒に酔いにくくなる」という話を聞いたことがあると思います。
これは半分ホントで半分ウソです。
牛乳は膜を張るわけではなく、牛乳の脂肪分によって、飲んだ物が胃から腸にゆっくり進むようになるため、アルコールの吸収が緩やかになるのです(詳しくはこちら)。
そして、みなさんご存知のとおり、ナッツ類にも脂質が豊富に含まれています。
なので、牛乳と同様に、酔いの回りをゆっくりにしてくれます。
ナッツ類には阿部先生おススメの植物性の脂質がたっぷり含まれています。
一番多いのがマカダミアナッツでなんとその95%が、アーモンドは80%、ピーナッツは75%が脂質とのこと。
実際、下記のブログの方は、ナッツを飲んでからお酒を飲む実験をされており、「いつもよりも調子が良かった」という結果が出たようです。
>>お酒に強くなる!ナッツは酔いに効くか
飲み会の前にわざわざ買って食べる必要はないですが、お通しで出てくるナッツ類などは、積極的に食べるようにするとお酒に酔いにくくなるでしょう。
すきっ腹でお酒を飲むと酔いやすくなる
もし、何も食べずにお酒を飲んだ場合、胃にアルコールがとどまることなくすぐに小腸に落ちてしまいます。
そのため、アルコールの吸収が早まり、酔いやすくなります。
空腹時にお酒を飲むと、消化される“食物”がないため、アルコールは胃を素通りしてほとんどが小腸に流れ込み、アルコールの吸収が早くなってしまう。
そのために、空腹でお酒を飲むと、酔いやすいというわけだ。
また、食べながら飲むと、ただ飲んでいるよりも飲むペースが遅くなるので飲む量が抑えられます。
「飲むときには食べたくない」という人もいると思いますが、ナッツのような小さいものなら食べられると思うのでおすすめです。
飲酒で失われたミネラルの補給にも!
アーモンドなどのナッツ類には、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
これらのミネラルは、お酒を飲むと失われやすいです。
このミネラル補給のためにも、ナッツは役に立ちます。
お酒を飲んだ後に、締めでラーメンやお茶漬けなどの塩味のものが食べたくなるのは身体が欲しているからです。
この欠乏したミネラルを効率良く、補ってくれるのがナッツです。
例えば、図に示すようにアーモンドにはたくさんのミネラルが含まれており、お酒のおつまみに最適です。
お気分良くお酒を飲みたいなら、ナッツを食べつつ飲むのも良さそうです。
ただ、あくまでナッツは「酔いを遅らせる」だけです。
「ナッツを食べればお酒に酔わない」とか「お酒が飲めるようになる」という訳ではありません。
飲み会をサポートしてくれるパートナーと思っておくと良いでしょう。
ちなみに、私が飲み会前に実践している方法を、「お酒がたくさん飲めるようになる3つの方法!そこそこ飲める人がさらに酒豪に!」にまとめているので、興味があればご覧ください。
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